| メールガル出土の彩色土器を飾る主なデザインはホズダルの土器同様、幾何学文様の他、魚、鳥、牛、カモシカ、蠍や空想動物のグリフィンなどです。菩提樹も表されていますが、文学や芸術に用いる
pars pro toto (ラテン語:「全体に代わる一部分」)と言う表現手段が見られ、菩提樹の葉のみが描かれます。時々牛の代わりに頭部だけ描かれる例もあります。これはメールガル風の象徴主義と思われます。また、ホズダル出土の器や土偶に見られる鶉や鳩のような大人しい鳥と違って、メールガルの鳥は猛禽類の嘴をしています。
多種多様の幾何学文様に表現されるインダス文明の人々の抽象的な発想と豊かな色彩感覚に関心させられます。
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